大谷大学 文化環境ゼミ 2回生 2017年度後期

 京都のちょっとおもしろいとこ ~伝統工芸を訪ねて~ 

 

 西本願寺

西本願寺は京都駅からほど近い場所にあり、15分ほど歩くと見えてきます。

親鸞聖人を宗祖としており、西本願寺敷地内にある御影堂内には、

親鸞聖人の像が安置されています。

下の写真は御影堂です。

南北62m東西48m高さ29mの大建造物で国宝に指定されています。

 

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1633年の焼失から1636年に建立され、現代まで御影堂は今の地にあります。

そして、1998年から破損した部分の修復が10年にわたり行われました。

これを「平成の大修復」と呼びます。

 

↓ 御影堂の南側に行くと平成の瓦と江戸の瓦が混在している様子が見られます。

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平成の大修復によって約11万5000枚もの瓦は屋根から降ろされ、

大部分は新しい瓦に置き換えられましたが、技術保護の観点から南側の一部には

江戸の瓦が残されています。

南側の屋根は他の方角の屋根と工法も異なっています。

江戸時代に作られた御影堂には土によって瓦を固定する「土葺き工法」が使われていましたが、土を使うため屋根の重量が重くなってしまいます。

平成の大修復では土を使わない「空葺き工法」が使われ、

屋根の重量を減らすことに成功しました。

 

 ↓ 大屋根を支えるのに数多くの軒支柱があります。(下の写真)

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軒支柱の数は御影堂だけで33本あり、正面だけでなく南北も支えることにより

軒先が瓦の重みで垂れることを防ぎます。

 

さらに150本にも及ぶ梁や227本に及ぶ柱によって支えられます。

梁には模様が施されておりこのようなものを「虹梁」と呼びます。(下の写真)

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御影堂の雨水を貯める水盆のしたには小さな「天邪鬼」がいます。(下の写真)

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2つの天水受けを支えており、計8人います。

一体一体の表情や形が違っており、見てみるのも楽しいかもしれません。

御影堂が再建された1636年からずっと支え続けています。

 

下の写真は柱の束柱を受けるための「沓石」とよばれるものです。

f:id:suzuki_seminar:20180108183559j:plain

木の隙間から覗くと石が見えます。

もともとはザクロの木で沓石が作られていましたが、江戸時代末期に

木では腐る可能性があるということで石が用いられました。

その時、昔の面影を残そうと厚さ3cmの木で覆ったと言われます。

 

御影堂は平成の技術と江戸時代の昔の技術でうまく調和が取れた

建物だといえるでしょう。

御影堂の内部にも出来るだけ昔の面影を残すために昔ながらの技法を使って

修復された部分が数多く見えます。

 

 

渉成苑

渉成園真宗東本願寺の飛地境内地です。渉成園は、昔枳殻(からたち)が植えてあったことから枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれています。国の名勝にも指定されており、四季を感じることができる庭園です。

 

 ↓ 門を入ってすぐのところに高石垣という石垣がありました。

f:id:suzuki_seminar:20171218114434p:plain

花崗岩と砂岩とチャートと緑色岩からできていました。

 

↓ そして石臼が石垣に埋め込まれていました。 

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とても珍しい光景で面白かったです。

 

↓ これは臨池亭と滴翠軒いう建物です。

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 手前が臨池亭で奥が滴翠軒です。

この二つの建物は廊下でつながっており、池に臨んで建てられています。

池にはたくさんの鯉が気持ちよさそうに泳いでいました。

 

下の写真は侵雪橋という端です。

木造の反橋で、渡ることができ感動しました。

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 橋の上から見渡す渉成園はとても広く、池に映る建物や空が輝いていてとても綺麗でした。

 

 

清水焼

京都の伝統工芸品、清水焼。普段あまりじっくりとみたり、歴史を深めることはないで

すがその世界をのぞき見てたくさんのことを知りました。2人の人間国宝がいること、

焼き方の技法、形…。今回何より”いいな”と思ったのは、清水焼は作品に特徴がなく作

者の手で自由に作られているものなので今も新しいものが生まれているということで

す。古きよきものから新しいもの、文化が受け継がれていくことは素敵なことだと思い

ました。

 

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清水寺

清水寺は坂ノ上田村麻呂によって平安京遷都以前に建てられた数少ない寺院です。さら

清水寺ユネスコ世界遺産です。

清水寺の門をくぐって進んでいくと大きい建物が見えます。それは三重塔です。三重塔

は日本にもいくつかありますがこの清水寺の三重塔は日本でも最大級の高さを誇る31

メートルで実際に見てみるとほんとに大きくびっくりしました。この三重塔は初層から

三層目まで各層の三隅には鬼瓦があったのですが南東の部分だけ龍になっていました。

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下の写真の「龍」は火除けの神とされていることから防火の意味でつけられたそうです。

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清水寺の清水の舞台は懸造りといった釘を一切使わない造りで建てられています。

これは山の急な斜面や段差のある土地に面積のある建物を建てる際に取る建築手法で

す。懸造りは他に上醍醐寺東大寺の二月堂があります。この懸造りは木材を雨から

守るため2つ工夫をしています。

まず1つ目が小さな傘を取り付けているところです(下の写真)。

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2つ目は舞台の床にほんのわずかにつけられた傾斜です(下の写真)。

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これらの工夫を見ると、清水寺を少しでも建て直さないように職人がさまざまな工夫をしているんだなと感じました。

 

まとめ 

京都で普通に観光しても気付かないことや初めて知るようなことがたくさんありました。京都には意外と実用的なものが多く、渉成園も客を招くという意味に関しては実用的なものでした。こうみてみると京都の伝統工芸というのは実用的なものが多いと感じました。今回調べていないところも実用的なものがあると思うので調べたいと思いました。

 

 

 

大谷大学 文化環境ゼミ 2回生 2017年度後期

 京都のちょっとおもしろいとこ ~伝統工芸を訪ねて~ 

 

 西本願寺

西本願寺は京都駅からほど近い場所にあり、15分ほど歩くと見えてきます。

親鸞聖人を宗祖としており、西本願寺敷地内にある御影堂内には、

親鸞聖人の像が安置されています。

下の写真は御影堂です。

南北62m東西48m高さ29mの大建造物で国宝に指定されています。

 

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1633年の焼失から1636年に建立され、現代まで御影堂は今の地にあります。

そして、1998年から破損した部分の修復が10年にわたり行われました。

これを「平成の大修復」と呼びます。

 

↓ 御影堂の南側に行くと平成の瓦と江戸の瓦が混在している様子が見られます。

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平成の大修復によって約11万5000枚もの瓦は屋根から降ろされ、

大部分は新しい瓦に置き換えられましたが、技術保護の観点から南側の一部には

江戸の瓦が残されています。

南側の屋根は他の方角の屋根と工法も異なっています。

江戸時代に作られた御影堂には土によって瓦を固定する「土葺き工法」が使われていましたが、土を使うため屋根の重量が重くなってしまいます。

平成の大修復では土を使わない「空葺き工法」が使われ、

屋根の重量を減らすことに成功しました。

 

 ↓ 大屋根を支えるのに数多くの軒支柱があります。(下の写真)

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軒支柱の数は御影堂だけで33本あり、正面だけでなく南北も支えることにより

軒先が瓦の重みで垂れることを防ぎます。

 

さらに150本にも及ぶ梁や227本に及ぶ柱によって支えられます。

梁には模様が施されておりこのようなものを「虹梁」と呼びます。(下の写真)

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御影堂の雨水を貯める水盆のしたには小さな「天邪鬼」がいます。(下の写真)

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2つの天水受けを支えており、計8人います。

一体一体の表情や形が違っており、見てみるのも楽しいかもしれません。

御影堂が再建された1636年からずっと支え続けています。

 

下の写真は柱の束柱を受けるための「沓石」とよばれるものです。

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木の隙間から覗くと石が見えます。

もともとはザクロの木で沓石が作られていましたが、江戸時代末期に

木では腐る可能性があるということで石が用いられました。

その時、昔の面影を残そうと厚さ3cmの木で覆ったと言われます。

 

御影堂は平成の技術と江戸時代の昔の技術でうまく調和が取れた

建物だといえるでしょう。

御影堂の内部にも出来るだけ昔の面影を残すために昔ながらの技法を使って

修復された部分が数多く見えます。

 

 

渉成苑

渉成園真宗東本願寺飛地境内地です。渉成園は、昔枳殻(からたち)が植えてあったことから枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれています。国の名勝にも指定されており、四季を感じることができる庭園です。

 

 ↓ 門を入ってすぐのところに高石垣という石垣がありました。

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花崗岩と砂岩とチャートと緑色岩からできていました。

 

↓ そして石臼が石垣に埋め込まれていました。 

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とても珍しい光景で面白かったです。

 

↓ これは臨池亭と滴翠軒いう建物です。

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 手前が臨池亭で奥が滴翠軒です。

この二つの建物は廊下でつながっており、池に臨んで建てられています。

池にはたくさんの鯉が気持ちよさそうに泳いでいました。

 

下の写真は侵雪橋という端です。

木造の反橋で、渡ることができ感動しました。

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 橋の上から見渡す渉成園はとても広く、池に映る建物や空が輝いていてとても綺麗でした。

 

 

清水焼

京都の伝統工芸品、清水焼。普段あまりじっくりとみたり、歴史を深めることはないで

すがその世界をのぞき見てたくさんのことを知りました。2人の人間国宝がいること、

焼き方の技法、形…。今回何より”いいな”と思ったのは、清水焼は作品に特徴がなく作

者の手で自由に作られているものなので今も新しいものが生まれているということで

す。古きよきものから新しいもの、文化が受け継がれていくことは素敵なことだと思い

ました。

 

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清水寺

清水寺は坂ノ上田村麻呂によって平安京遷都以前に建てられた数少ない寺院です。さら

清水寺ユネスコ世界遺産です。

清水寺の門をくぐって進んでいくと大きい建物が見えます。それは三重塔です。三重塔

は日本にもいくつかありますがこの清水寺の三重塔は日本でも最大級の高さを誇る31

メートルで実際に見てみるとほんとに大きくびっくりしました。この三重塔は初層から

三層目まで各層の三隅には鬼瓦があったのですが南東の部分だけ龍になっていました。

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下の写真の「龍」は火除けの神とされていることから防火の意味でつけられたそうです。

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清水寺の清水の舞台は懸造りといった釘を一切使わない造りで建てられています。

これは山の急な斜面や段差のある土地に面積のある建物を建てる際に取る建築手法で

す。懸造りは他に上醍醐寺東大寺の二月堂があります。この懸造りは木材を雨から

守るため2つ工夫をしています。

まず1つ目が小さな傘を取り付けているところです(下の写真)。

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2つ目は舞台の床にほんのわずかにつけられた傾斜です(下の写真)。

f:id:suzuki_seminar:20171218112019p:plain

 

これらの工夫を見ると、清水寺を少しでも建て直さないように職人がさまざまな工夫をしているんだなと感じました。

 

まとめ 

京都で普通に観光しても気付かないことや初めて知るようなことがたくさんありました。京都には意外と実用的なものが多く、渉成園も客を招くという意味に関しては実用的なものでした。こうみてみると京都の伝統工芸というのは実用的なものが多いと感じました。今回調べていないところも実用的なものがあると思うので調べたいと思いました。

 

 

 

大谷大学 文化環境ゼミ 3回生 2017年度前期

 

伏見稲荷大社を訪ねて

今回私たちは伏見稲荷大社の歴史と文化を調査するために、ここに訪れました。

外国の方がすごく多かったです。

 

平成29年5月27日(土)に私たち3回生はJR稲荷駅に集合しました。

 

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 ↑ 入り口大きな鳥居を抜けると見えてくる楼門

 

伏見稲荷大社の正門に当たる建物で重要文化財です。

豊臣秀吉が建立したとされ、秀吉の母大政所殿の病脳平癒を祈願し、平癒したお礼に建てられたとされています。

 病脳平癒が成就すれば、一万石奉納するという願文が残されており、昭和48年の解体修理が行われた時に、願文の年次と同じ、「天正17年」の墨書が発見されました。

 

             

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上の2枚の写真は、楼門の正面両側の像で「随神」と呼ばれ、稲荷大神を守護しています。

 

 

 

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楼門抜けると見えてきます。

↑ 外拝殿

 

国の重要文化財に指定され、軒下には黄道十二宮を表す鉄提灯が下げられています。

二月に行われる節分祭などの時に使用されます。

 

 

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奥に進むと見えます。 

↑ 内拝殿

一般の人がお参りするところです。

 

 

内拝殿の奥には本殿がありますが撮影は禁止されています。

本殿は稲荷大神が鎮まる神聖な建物で、祭典や祈祷が行われています。

宇迦之御魂大神佐田彦大神大宮能売大神田中大神、四大神、と呼ばれる神が祀られています。この五柱の神を稲荷大神と呼びます。

 

 

 

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↑ 千本鳥居

 

「千本」とは「沢山ある」という意味です。

この朱色は生命、大地、生産の力を持って稲荷大神の”みたま”も働きをするという信仰があります。

願い事が「通る」という意味から、多数の鳥居が奉納され、奉納された鳥居はすべて全国の崇敬者によるもので、鳥居の奉納をもっての信仰は江戸時代からあるとされています。

 

 

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↑奥社奉拝所

稲荷山は山全体が信仰の対象 

稲荷山を遥拝するところです。

 

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 ↑ おもかる石

 

石灯籠の擬宝珠を持ち上げ、自分の予想より軽ければ願いが叶い、重ければ叶い難いと云われています。

 

次に熊鷹社、という所に訪れました。熊鷹社には言い伝えがあります。それは熊鷹社で願い事を済ませ、すぐそばにあるこだまがいけで拍手を2回打つと、幸運を示す方向からコダマが帰ってきます。その時、コダマが近くから帰ってきたように感じれば、願い事は早く叶い、遠くから帰ってきたように感じれば、成就は遅くなるそうです。鈴木先生がその言い伝えの通りやってみましたが、早く帰ってきたか遅く帰ってきたかよく分からなかったです。

 

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 ↑ 熊鷹社

伏見稲荷大社はただでさえ観光する人が多いのですが、熊鷹社は予想よりも狭かったです。

さらに、竹屋というちいさなお店がありました。そのお店は休憩場所でもあります。お供え物が売っていたり、色々なお餅も売っていました。

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そのまま進んでいくと、四つ辻という場所までたどり着きました。そこは景色もよく、人が多くて賑わっていました。四つ辻から、右ルート、左ルートと荒神峰に続く道がありました。最初に、私たちは、荒神峰に続く階段を上っていきました。上っていった場所は四つ辻よりも景色がよかったです。

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↑ 荒神

荒神峰は稲荷山でも隠れた絶景スポットであり、天気がいい時は大阪方面まで見渡せます。私はここが一番印象でした。私たちはここで昼ご飯を食べました。

 

さらにそこから、御膳谷奉拝所という所に訪れました。ここには稲荷山で唯一の社務所があります。社務所とは日本固有の宗教である神道の信仰に基づく祭祀施設のことです。ここではオリジナルの朱印を授かることもできます。値段は300円です。

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↑ 御膳谷奉拝所

ここは祈祷殿があり、その奥には「みけいし」と呼ばれる石があります。この石は神様に食事を捧げる台とされています。現在でもこの台に食事を捧げてることができるらしいです。詳細は現地へ直接問い合わせる必要があります。

さらにその奥にはたくさんのお塚群がありました。その塚は、稲荷講の崇敬者一人一人が奉納した塚だそうです。

 

 

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↑ 無数のお塚郡

稲荷山の頂上に向かうほどにお塚が密集していきます。

どれだけあるか数えられないほどです。

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↑ 下社〔三の峰〕 

宇迦之御魂神が祀られている場所です。

明治20年にここから変形三角神獣鏡も出土したそうです。 

 

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↑ 中社〔二の峰〕 

佐田彦が祀られている場所です。

 

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↑ 上社〔一の峰〕 

大宮能売〔のうめ〕が祀られている場所です。

 

佐田彦大神が父親で、母親が大宮能売大神 

二人の間に生まれた子が主神の宇迦之御魂という説があります。 

稲荷山における神名は稲荷名で、他での呼び方とは違います  

 

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↑ 眼力社のお手水

 伏見稲荷に行ったら必ず参拝したいところです。

眼力さんと呼ばれ親しまれています。

眼力社は稲荷山の中で一番大きく祀られています。

 

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↑ 御劔石

長者社は伏見稲荷の中で一番古いと言われている社です。

劔石には雷神を封じたという伝説があります。

 

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↑ 焼き刃の水

長者社には焼き刃の水と呼ばれる井戸があります。

謡曲に名刀小狐丸を鍛えたと語られるものがあり、その場面がここではないかと言われています。

 

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↑ 薬力社

無病息災、健康長寿、薬品関連の商売繁盛を守護しています。

神水と呼ばれる水が湧いており、この水で薬を飲むと、よく効き、

病が治り健康になるとされています。

薬力社の前にはお店があり、こちらでご神水を使って茹でられた「健康卵」を

いただくことが出来ます。

 

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↑ 薬力の滝

薬力社から少し奥に進むと薬力の滝があります。

冷たい霊水が絶えることなく落ちています。

 

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  清滝

清滝という滝を見に行きました。清滝に行くまでの道は厳しくみんなゼーゼーいいながら登っていました。行ってみると思っていたのとは違った滝でしたが無事に到着できました。清滝では滝打ちもできるらしいです。

 

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↑ 稲荷山道中 

その後迷っている中国人を案内しながら京阪鳥羽街道駅まで行き中国人と別れ伏見桃山駅まで行きました。

 

 

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↑ 鳥せい

  伏見稲荷大社と稲荷山を登り終わったあと鳥せいという日本酒と鳥がおいしい店を訪れました。みんな疲れていたがおいしく楽しく飲めました。そのあとバースデーガールがいたのでケーキを食べてお祝いし、解散しました。

 

 

大谷大学 文化環境ゼミ 2回生 2017年度前期

  京都水族館を調査

 

平成29年5月20日(土)に私たち2回生ゼミは京都水族館を訪ねました。

 

京都水族館は、2012年3月14日に開業した日本初の完全な人工海水利用の内陸型水族館です。

京都駅の西にある梅小路公園内に位置し、休日には家族や、観光客の方でとてもにぎわうスポットとなっております。

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京都駅方面を望む

 

さて、京都市の南側は海と面していません。

海水はどこからもってくるのでしょうか?

 

答えは、人工的に海水を作り出しているです〔ドラッグして反転すると答え〕

 

京都水族館の水をよく観察してみてください。

すると、ほかの水族館よりも水が透き通って見えると思われます。

 

それは、直接海の水を水槽に入れているわけではないので水中の不純物が限りなく少ないからです。

水本来の姿はこの、透明感であり、このような海水を後世に残したいですね。

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 京都水族館は、水族館側から見える風景にもこだわりがあり、

イルカスタジアムの背景には、緑の梅小路公園、時たま過ぎ去る新幹線、

そして京都の古きよき東寺の五重塔とともに

イルカによるパフォーマンスを楽しめるようなつくりになっています。

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水族館に入ってすぐ、「京の川」という展示エリアに入りました。そこで大型水槽の中で活動するオオサンショウウオに出会いました。オオサンショウウオは夜行性のため、光があるところではあまり見られません。たまたま動いていたのを、運よく捉えることができました。

水槽の隅、光の当たらない暗がりでは、何匹ものオオサンショウウオが重なり合っている姿が見られました。「生きた化石」と呼ばれ、最大150cmにもなるオオサンショウウオがおしくらまんじゅうをしている光景には、中々驚きました。

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館内に入り、進んでいくとペンギンエリアに着きました。

ペンギンのエリアに近づいていくと、足元にはペンギンが歩いたような足跡がデザインされていました。

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先に行くとたくさんのペンギンが見えてきました。

京都水族館で育てられているペンギンは ケープペンギン という種類のペンギンです。

アフリカ大陸の南部に生息しています。

ケープペンギンは約体長70cmで、体重2.5~4kgの大きさのペンギンです。

目の上の一部分だけピンク色の皮膚があり、そして胸のところに一本の黒いラインが入っているのが特徴です。

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 ケープペンギンは子育てを夫婦で協力して行います。

巣を作るのはオスですが、卵を温めたり雛に餌を与えたりするのはオスとメス交代で行います。

夫婦や親子は体の特徴や声でお互いを判断しているそうです。

 

水族館に入るとたくさんの展示ゾーンがありました。

その1つの『京の海』です。

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京都水族館では人工海水マリンアート、人工海水B剤と塩化ナトリウム、カルキ抜きした水の3種類の水がそれぞれの水槽で魚にあった濃度と温度で使われています。

フィルターは生物濾過を重視し、大きい水槽では閉鎖式、小さい水槽では開放式が主に使われているそうで、その他にオーバーフローやプロテインスキマー、外部の濾過装置も使われているそうです。

水族館の水槽を見て、水の透明さが本当にすごかったです。魚にとって住みやすい環境を整え、お客さんにとっても心地いい水槽作りのお話を聞くことができて面白かったです。

これほど大きな水槽になってくると衛生管理がとても気になります。この水槽内が汚れていたりすると魚たちに悪影響で住みにくい環境になってしまいます。そこでこの大きな水槽の掃除方法というのはこちらです!!

下記の画像は水族館のダイバーが水槽に潜り込んでいる掃除をしている写真です。この掃除方法をバキューム清掃といいます。これはダイバーが水槽に潜り込んで底にたまっている餌のかすなどよごれを水と一緒にバキュームのようなもので吸い込んでいるのです。餌のかすやよごれがなくなった水は綺麗な水として水槽に戻されるそうです。

 

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下の画像はいるかスタジアムのプロテインスキマーです。プロテインスキマーとは水中に小さな泡を発生させて細菌やゴミなどを吸着させる物理濾過のことです。

1枚目は泡が出ているところ、2枚めはそれが広がっているところです。

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 その他にも京都水族館には水処理に関する技術が詰まっており、

省エネ対策に貢献しています。

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 こうした技術が裏にはあり、表では私達を楽しませてくれます。

京都水族館は日本の方だけでなく海外の方もよく訪れており

日本の自然とそこに生きる生物について知って貰う機会となればいいですね。

大谷大学 文化環境ゼミ 2回生 2017年度前期

  京都水族館を調査

 

平成29年5月20日(土)に私たち2回生ゼミは京都水族館を訪ねました。

 

京都水族館は、2012年3月14日に開業した日本初の完全な人工海水利用の内陸型水族館です。

京都駅の西にある梅小路公園内に位置し、休日には家族や、観光客の方でとてもにぎわうスポットとなっております。

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京都駅方面を望む

 

さて、京都市の南側は海と面していません。

海水はどこからもってくるのでしょうか?

 

答えは、人工的に海水を作り出しているです〔ドラッグして反転すると答え〕

 

京都水族館の水をよく観察してみてください。

すると、ほかの水族館よりも水が透き通って見えると思われます。

 

それは、直接海の水を水槽に入れているわけではないので水中の不純物が限りなく少ないからです。

水本来の姿はこの、透明感であり、このような海水を後世に残したいですね。

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 京都水族館は、水族館側から見える風景にもこだわりがあり、

イルカスタジアムの背景には、緑の梅小路公園、時たま過ぎ去る新幹線、

そして京都の古きよき東寺の五重塔とともに

イルカによるパフォーマンスを楽しめるようなつくりになっています。

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水族館に入ってすぐ、「京の川」という展示エリアに入りました。そこで大型水槽の中で活動するオオサンショウウオに出会いました。オオサンショウウオは夜行性のため、光があるところではあまり見られません。たまたま動いていたのを、運よく捉えることができました。

水槽の隅、光の当たらない暗がりでは、何匹ものオオサンショウウオが重なり合っている姿が見られました。「生きた化石」と呼ばれ、最大150cmにもなるオオサンショウウオがおしくらまんじゅうをしている光景には、中々驚きました。

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館内に入り、進んでいくとペンギンエリアに着きました。

ペンギンのエリアに近づいていくと、足元にはペンギンが歩いたような足跡がデザインされていました。

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先に行くとたくさんのペンギンが見えてきました。

京都水族館で育てられているペンギンは ケープペンギン という種類のペンギンです。

アフリカ大陸の南部に生息しています。

ケープペンギンは約体長70cmで、体重2.5~4kgの大きさのペンギンです。

目の上の一部分だけピンク色の皮膚があり、そして胸のところに一本の黒いラインが入っているのが特徴です。

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 ケープペンギンは子育てを夫婦で協力して行います。

巣を作るのはオスですが、卵を温めたり雛に餌を与えたりするのはオスとメス交代で行います。

夫婦や親子は体の特徴や声でお互いを判断しているそうです。

 

水族館に入るとたくさんの展示ゾーンがありました。

その1つの『京の海』です。

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京都水族館では人工海水マリンアート、人工海水B剤と塩化ナトリウム、カルキ抜きした水の3種類の水がそれぞれの水槽で魚にあった濃度と温度で使われています。

フィルターは生物濾過を重視し、大きい水槽では閉鎖式、小さい水槽では開放式が主に使われているそうで、その他にオーバーフローやプロテインスキマー、外部の濾過装置も使われているそうです。

水族館の水槽を見て、水の透明さが本当にすごかったです。魚にとって住みやすい環境を整え、お客さんにとっても心地いい水槽作りのお話を聞くことができて面白かったです。

これほど大きな水槽になってくると衛生管理がとても気になります。この水槽内が汚れていたりすると魚たちに悪影響で住みにくい環境になってしまいます。そこでこの大きな水槽の掃除方法というのはこちらです!!

下記の画像は水族館のダイバーが水槽に潜り込んでいる掃除をしている写真です。この掃除方法をバキューム清掃といいます。これはダイバーが水槽に潜り込んで底にたまっている餌のかすなどよごれを水と一緒にバキュームのようなもので吸い込んでいるのです。餌のかすやよごれがなくなった水は綺麗な水として水槽に戻されるそうです。

 

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下の画像はいるかスタジアムのプロテインスキマーです。プロテインスキマーとは水中に小さな泡を発生させて細菌やゴミなどを吸着させる物理濾過のことです。

1枚目は泡が出ているところ、2枚めはそれが広がっているところです。

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 その他にも京都水族館には水処理に関する技術が詰まっており、

省エネ対策に貢献しています。

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 こうした技術が裏にはあり、表では私達を楽しませてくれます。

京都水族館は日本の方だけでなく海外の方もよく訪れており

日本の自然とそこに生きる生物について知って貰う機会となればいいですね。

大谷大学 文化環境ゼミ 3回生 2016年度後期(1)

 

 

琵琶湖から疏水をたどる(2) 蹴上~烏丸紫明

 

平成28年11月28日(月)前期(5月29日)の蹴上までの調査の続きを調査しま

した。

前回の最終地点蹴上インクラインに13時に集合し出発。

はじめは臨済宗本山である南禅寺に疏水が通っているということで南禅寺へと

向かいました。(写真下)

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 高さ10mほどの高さのレンガで造られた疏水がありました。

 

正式名は南禅寺水路閣といい幅4.06m、水路幅2.42mあり、日本人だけで作られたものだそうです。(写真下・疏水上から)

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そしてこの疏水を追うために次は疏水の横を歩ける哲学の道に行きました。(写真下)

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水路の幅は広くなってましたが深さはそれほど深くなかったです。魚やカモがいたりなどしました。

 

また紅葉の季節だったため多くの観光客が歩いており、周りからは外国の言葉しか聞こえないほどでした。出店などもでておりにぎやかな道で楽しく歩くことができました。

 

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哲学の道を抜けると今度は西へと疏水が白川通の西へと流れていました。

この部分の疎水は道路の横にあり、水路幅も広くなっていました(写真下)。

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白川の名前の由来は比叡山花崗岩が伸縮され流れてきた砂がたまり、その色が白いことからだそうです。この白い砂は白川砂といい、寺院の庭にも使用されています。

 

北白川に入ると住宅街の中を通っており、疎水幅もかなり狭まっていき、白川というだけあって疎水の底に白川砂がありました。

 

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大谷大学 文化環境ゼミ 3回生 2016年度後期(1)

 

 

琵琶湖から疏水をたどる(2) 蹴上~烏丸紫明

 

平成28年11月28日(月)前期(5月29日)の蹴上までの調査の続きを調査しま

した。

前回の最終地点蹴上インクラインに13時に集合し出発。

はじめは臨済宗本山である南禅寺に疏水が通っているということで南禅寺へと

向かいました。(写真下)

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 高さ10mほどの高さのレンガで造られた疏水がありました。

 

正式名は南禅寺水路閣といい幅4.06m、水路幅2.42mあり、日本人だけで作られたものだそうです。(写真下・疏水上から)

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そしてこの疏水を追うために次は疏水の横を歩ける哲学の道に行きました。(写真下)

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水路の幅は広くなってましたが深さはそれほど深くなかったです。魚やカモがいたりなどしました。

 

また紅葉の季節だったため多くの観光客が歩いており、周りからは外国の言葉しか聞こえないほどでした。出店などもでておりにぎやかな道で楽しく歩くことができました。

 

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哲学の道を抜けると今度は西へと疏水が白川通の西へと流れていました。

この部分の疎水は道路の横にあり、水路幅も広くなっていました(写真下)。

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白川の名前の由来は比叡山花崗岩が伸縮され流れてきた砂がたまり、その色が白いことからだそうです。この白い砂は白川砂といい、寺院の庭にも使用されています。

 

北白川に入ると住宅街の中を通っており、疎水幅もかなり狭まっていき、白川というだけあって疎水の底に白川砂がありました。

 

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