大谷大学 文化環境ゼミ 2回生 2016年度後期
彦根城の石垣めぐり
平成28年11月14日(月)に彦根城を訪ねました。
彦根城の調査に行った理由は、彦根城は取り壊された様々なお城から移築して作られた珍しいお城だったからです。そこで僕たちは、石垣という項目に絞り、調査に行きました。
京都駅からJRで彦根駅までいきました。時間は30分くらいかかりました。
駅に着いて徒歩で10分ほどかけて彦根城に着きました。
彦根城に入る前に石垣があり、先生に岩石の見分け方や特徴を教えていただきました。
今回は、天秤櫓、太鼓門櫓、天守の三ヶ所の石垣を調査しました。
調査する前に彦根博物館に行ってきました。彦根博物館には、彦根城を建てた井伊直政の刀や書物がありました。博物館は主に井伊直政に関する物が多かったです。
さらに、彦根博物館の近くでひこにゃんのイベントがありました。ひこにゃんは30分くらいしか動けないらしいです。
最初に、天秤櫓の石垣を調査しました。天秤櫓の石垣は大きな凝灰岩と花崗岩がたくさんありました。凝灰岩を調査してみると、特徴的だったのは欠けた箇所が多く、周りの岩より冷たかったことでした。花崗岩の特徴をまとめると、白っぽい鉱物の間に黒の小さな斑点模様が特徴的でした。
上の写真は天秤櫓の石垣です。
天秤櫓門の写真です。
昼ごはんは彦根城付近にあった定食屋に行き、うどんやハンバーグを食べました。
雨でびしょびしょになっていたので体が温まり、元気が出ました。
↑これは太鼓門櫓の写真です。
太鼓門櫓は天守の少し手前にある門です。
太鼓門櫓には凝灰岩、チャート、ホルンフェルス、花崗岩が見られました。
↑太鼓門を少し入った右手に見える花崗岩
↑花崗岩を拡大したもの
有色鉱物である黒雲母を青で着色したものです。
他にも無色鉱物である
ピンク色をしたもの→カリ長石
透明や灰色→石英
白色→斜長石 が見られました。
円の中の無色鉱物と有色鉱物とで有色鉱物の割合を調べると、全体に比べ
約3.3%であったことが分かりました。
→酸性岩を示すので花崗岩であることが分かりました。
最後は天守を調査しました。天守の岩石は凝灰岩が多く、所々にチャートやホルンフェルスがありました。
これが天守の石垣です。
最後に玄宮園に行ってきました。玄宮園は井伊家の大名庭園です。紅葉が印象的でした。夜はライトアップされるので秋に来ると綺麗な紅葉を見ることができます。
ここが玄宮園です。天気が悪いので、少し景色が悪いです。
調査を終えて 、石垣は凝灰岩が多かったのが印象的でした。彦根城は色々なお城を移築されたものなのに本当に移築されたのか疑問に残りました。しかし、彦根城を調査していくにつれて歴史も知れたのでよかったです。